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数日前からデワ先生にお願いしていた手術。
私は朝に来てほしかったけどデワ先生が昼に!とのことだったので、13時とかかなー?とのんきにしていたら、この時間にいきなりきた!
首の後ろに1本ほんの少しの注射をした。そのまま部屋に離してと言われ部屋に放置して数分後見に行くと↓すでに麻痺してる感じ。
連れてきて!と言われ家の入り口の所で青空手術をする。
ゆうじさんは駐車場に置き、まんじゅは彼の部屋に閉じ込めて邪魔者は居ない。
スタートから最後まで動画を撮っていた私。
多分私の弟が観たいと言うであろう、そして自分の備忘録として。
デワ先生はYouTubeにアップしないと言う約束で動画をオッケーしてくれた。
そーだよね。世界中の人が観る。去勢手術ならまだしも腹を開ける避妊手術を外でとなると非難の声もあがるだろう。虐待と言う人もいるかもしれない。
でもここバリ島では昔から病院ではない個人のドクターはこんな感じで行われるのだろう。
デワ先生はゆうじさんのはじめのワクチンからのお付き合いなのでどんな先生か知ってるし
プライドのある目をしてると前から思っていた。
質問したことに、はぐらかさないでしっかりした意見を言うと思ってる。
手術には100%成功はないこともしっかりと伝えるし縁がない時は死ぬこともあるとも言う。
大丈夫。たとえ残念な結果になろうとも、私がこの先生を信頼してお願いしてる限り先生のせいにはしない。先生のお父さんも獣医だったということで子供の時から牛や豚の去勢などを見てきてるし、お父さんから習うことも沢山あっただろう。
こーゆーのは場数をこなしてなんぼのもんだ。教科書通りにはいかない。
彼がカレンダーを見て、26日がいい日なのでこの日に手術をやると言った。少しでもいい可能性にかけて臨む。
先生の前にちーじゅ。を連れてきて首に多分あれが全身麻酔であろうか?1本打った。
その後先生は右横腹の毛をカットして、短くなった毛をカミソリで綺麗に肌を出した。
呼吸がかなり不安定じゃないだろうか?と思ったほど。
たまに息をしてない気がした。だって腹が動かなくなる時がある。
そして動く時は大きく腹が波たつ。
あれ?麻酔って息も止まるんだったっけ?って思うアホな飼い主。
なんで?あれ?これおかしくない?
先生が腹にメスを入れようかという時、手を止めスマホを出して次の仕事を確認したり、タバコを吸い出した。そしてもしこの呼吸が不安定のままだと今日はしないで明日すると言い出し
1本新しい注射の準備をした。
多分あの注射で目を覚まさせるんだろう。
なんとなく感じた。
かなり長い時間呼吸は不安定だった。
1番はじめに先生の前に連れて行って1本注射を打った時、それはそれは必死の逃げ方をした。
私に今まで爪を立てたことがなかったちーじゅ。床から膝の上に乗っかってくるジャンプでも爪を出して膝を引っ掻くような事はせず爪を出さないで膝に乗ろうとするからジャンプ力が足りない時は落下していた。
まんじゅとの戦いの時も頻繁にまんじゅの鼻に手で応戦をしてるが、あの時でも爪は出してない。
そんなちーじゅ。が先生の前に行きたくない!と私の肩に爪を立てて必死に
「私を売らないで!」と言わんばかりの鳴き声も出した。
間違いなく犬より猫の方が感受性は高い。少なくともうちの2匹の犬よりはちーじゅ。の方が上だ。
出来れば中止して欲しくない。また明日同じストレスを与えるのは信頼関係も危なくなる。
こーゆー猫もいるんですか?と聞くと
いるね。と答えるデワ先生。無理はしないと添えて。
私よりもデワ先生の緊張の方がずーっと上だろう。スマホやタバコで気持ちを落ち着かせてる様な気もする。私が動画を撮ってるし、
手術用の手袋したままスマホとタバコしていたけど…私はあれが気になった。
まさか、腹の中をあの手でグリグリするとは思わなかったので、知っていたらまず交換してと言っただろう。事すでに遅しってやつね。
呼吸が安定してきた。
誰が見ても寝てるんだ。と思うほどの呼吸になってきた。これと比べるとさっきの呼吸はやっぱり不安定だったのもわかる。素人が見てもそれははっきりとわかる。
過度なストレスが呼吸に現れていたのかもしれない。
きっとそうだろう。
メスを横っ腹に入れた。
詳しい説明はしないけど。吐きそうになる映像ばかりだった。
思ったほど血が出ないので驚いたけど猫はそーらしい。犬は出血が多いけど猫はほとんど無いらしい。
そーだよなーあんなに切ってるのに何も血が出てなかった。
左右の卵巣を取り出して切って縫って。デワ先生が彼に、これを持ってて!とハサミを持たせ、引っ張ってと指示をして彼がいつの間にか助手になっていた
途中でちーじゅ。がヒーンヒーンと鳴き出した。
聞けなかった。
ゆうじさんの時もそうだったけど、多分そーゆー事なんだろうと思うしかない。
手術がクライマックスに向かう時、ちーじゅ。の後ろ足が動き出した。
痛いんだろうか?と思ったが、
今度は頭を持ち上げようとするではないか!
これ、痛いんじゃなくて麻酔が切れかかってる?だから起きようとしてる?
今振り返れば笑える事だけど、その時は自分も脇汗山盛りで必死だったからちーじゅ。の状態を把握できなかった。
後ろ足は立ち上がれない感じだったけど、頭と前足で起き上がろうとしてる姿を見てて
まだ腹は開いてるし彼も助手でハサミを持ってる。
先生は溶ける糸で何度も最終段階の処理をしてる。
ものすごい皮が強いの!
針が入らないほど思いっきり刺してて、そんなに強くやらないと刺さらないんですか?と聞いたら、猫の皮膚はすごく強いらしい。
途中で針を見失い、彼に針どこ行った?と聞いていた。笑
解けない結び方で手際よく処理する先生。
すごい。
本当すごいと思う。尊敬を超える。
だって、麻酔から覚めそうになってる猫相手に腹縫ってるからね!
きれいに縫ってくれた傷口に消毒をスプレーしてガムテープ処理をした。
!!!!!!!!!!
ガムテープ処理。
これ全くの頭になかった!
術後服を昨日の朝に速攻作って準備してて、最後麻酔がまだ効いてる時に着せようと自分で思ってて、そんな事をどこでやるとかよりも、
麻酔切れかかってるよね?の重大性にアワワの精神状態だった私。
ガムテープをくるっと巻いて貼り付けた時、
あれ?これって?あれ?これまずくない?剥がす時どーするの?ってその時目が覚めた自分。
がっつりガムテープ猫になってるし!
↑はじめの様子見の時間が想定外だったはず。あれがなければ麻酔はきれなかった。
かなり長い時間の手術だった。
頑張った!
デワ先生が1番頑張ってくれて、2番目がちーじゅ。君だ!
デワ先生は麻酔がしっかり切れて動いてるのを確認してから次の仕事に向かって行った。
ちーじゅ。は毎日65gのご飯を与えてる。しっかり計って与えてる。
昨日の朝に多分今日はそんなに食べないと思って46gのご飯をタッパに入れてた
1日で食べた量が17gだった。水は飲まなかった。
17時10分、19時にカリカリを食べたのだ
21時半にはないた。太い声でまるで訴えるかのようにないた。
薬はちゅーるにふりかけて食べさせた!初ちゅーるだったので飢えてる野良猫のようにがっついて食べていた!そんなに大人気に少し笑っちゃったよー
いつも足のスネのあたりで寝てくれるんだ。それが昨日は床で寝ていたり私の頭の方で寝ていたりいつもの場所じゃないから何度も私が目が覚めて生きてるのか?触って体温が暖かいか確認した。
深夜3時にトイレに私が起きて、部屋に戻ってきたら、ご飯食べるーとか細い声でないた。
少しあげたら食べてくれた。
続けてお水も飲んでくれた。お水は全然飲まなかったのに深夜3時過ぎやっと飲んだ!涙
おしっこもうんこも朝起きたらトイレにあった!よかったーちゃんとしてくれてる!
翌日から、カラーを装着してみる。
手術当日はガムテープを舐めたりかじったりしなかったのに、翌日かじるようになってきた。
なのでカラーをつけたんだけど、これがいろんなところにぶつかってその度にビクビクして動きが変になり、このストレス10日も続けるのか?と思うと人間の方が可哀想になって即却下!
最初で最期のカラーだと思う。
術後服。手作りのサイトがあったので彼のもうなげるTシャツで作ってみた。作るって言ってもハサミで切るだけね。
これを着せるのに大変だった。猫ってくにゃくにゃしてるから足1本入れても次入れる時もうさっきの1本が抜けてるとか!
あまり無理やりすると患部が痛かったら?と人間怖々!!
そして着せてから裏返しだと知る。もうダメ。裏返しでもいいわー。笑
ご飯は結局手術初日に準備した46gは翌日14時までに完食した。その後10gを準備して残ってる。水は少しずつ飲む量が増えてきた。
よく寝る。痛みはないようだ。薬が効いてるのか?痛みに強い猫なので平気なのか?
10日間は外に出してもダメ。
犬と遊ばせてもダメ。
部屋で隔離です。
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コメント
コメント一覧 (2件)
おぉ~ ドキドキが伝わった(;・∀・)
読んでて私も緊張したよ!!
最後は少し痛かったのかな~
ちゃんとご飯食べたか?水飲んでるか?うんちとシッコ出てるか?
生きてるか~
心配になるよね(;^_^A
良かった良かった!無事に成功して!
デワ先生タバコはあかんやろ~www
ちーじゅお疲れ様(=^・^=)
手術中に2回ほどゆうじさんが駐車場から物凄い剣幕でデワ先生に吠えてた。あれは仲間のちーじゅ。に何をするんだ!の吠え方だった。その度に私が「ゆうじさん!大丈夫だから!!」と言うと続けて部屋の中から「大丈夫だよ♫」と呑気なうにの声!笑
どんだけ今までうにの声に救われたか!笑